第18回 あすなろBLOGセミナー「やる気ハックス実践編」に参加してき

第18回 あすなろBLOGセミナー「やる気ハックス実践編」に参加してきました。


今回は佐々木正悟さんの「やる気ハックス」出版記念のセミナーでやる気を実践する話を伺ってきました。
また今回もメモを元に印象に残った話から自分の感想とまとめです。


※が自分の言葉です




■ なぜとりかかれないか
とりかかれる様になる為には
・やらざる得ない状況に追い込まれるか
・見通しがつく状況を作れるか
のどちらかだそうです。


※やらざる得ない状況って仕事の納期ばかりをイメージするが、それ以外にも自分の日常生活には色々潜んでいることに気がつきました。
いくつか例を挙げるとすれば、
- HDDレコーダの容量がなくなるまで録画したものを見ない
- お財布が膨れ上がるまでレシートを貯めて家計簿をつけない
- 冷蔵庫が空になるまで買い物に行かない
この時になればやるようになるのも、やる気を出すための一つの手段には違いありませんが、これらの作業を完了しても達成感を味わえなく常に追われている感じがイヤであまり有効な手段とはいえないと思います。


反対に見通しをつく状況を作ることは、以前から佐々木さんが何度も言っていることで、最近やる気が起きないときには、これが原因だと思うようになってきました。
自分の中の解決策としては、作業手順を考えた時に漠然としてもやもやしている部分のもやもやを取り除くようにします。
その方法としてよく言われているタスクを細かく分解してつぶしていくことをしています。
この二つはここ数ヶ月で強く意識するようになり自分の中に定着したことだと思います。




■ やる気は損切りが苦手
脳はやる気を使って投資をするので、必ずリターンを得なければいけないと思っている。
そのため失敗に対しいつまでも忘れずにいる傾向がある。
それは過去にやる気を投資してしまったため、回収(成功)するまで投資し続け(考え続け)て何とかしようと思ってしまう。
だからネガティブな状態の時に嫌な事をどんどん思い出して、考えが堂々巡りするのはそのためである。
しかし過去を変えることはできないし、上手くいく方法は無い(かもしれない)のでそんな時は脳に損切り(早く忘れるように)を促す。
簡単なことではないが、無駄になった投資のことを考えずに忘れてしまうように促す論理療法という療法がある


※佐々木さんの話の中に
論理療法による3分間セラピー?考え方しだいで、悩みが消える
論理療法による3分間セラピー考え方しだいで、悩みが消える』 という本が紹介されていました。
確かにネガティブな事を考え出すと、どんどん自分の中で怒りが増殖されたり、落ち込んでいったりと何やっているんだろうと思うときがあります。
だからこれを読んで、少しでも忘れられるようになったらいいと思います。




■ ストレスとやりがいの違い
ストレス: 予定調和。やってさえいれば、成功する様になっている。
やりがい: 成功の見通しがつく状態。
成功する自身があるが、100%保障されたわけではないので、ホントに成功するか疑問も持っている(不足の事態発生することが予想される)状態。
これが快楽中枢を刺激し、生理的欲求を超えた快楽に繋がるそうです。
なのでやりがいは「自分がこれからやることに『ギャンブル的要素があるか』を基準にする」といいそうです。


※やりがいについての話は佐々木さんからは初めて聞いたような気がします。
ギャンブル要素があるかを基準にするという話は、今まで単にやりがいを求めていた自分に対し大きな基準を与えてくれたと思います。








■ その他の話
★Beckyを使った自分との対話
なぜとりかかれないかという話の中で、「やらざる得ない状況まで待つ」という話がありましたが、佐々木さん自身のハックを紹介してくれました。
それはメーラーのBeckyというソフトにリマインド機能があって、それにToDoを書いて指定した時間にポップアップさせるそうです。
そこでやる気が起きない場合は「言い訳と次の日時を指定」して画面を消し忘れる。そしてやる気になるまでそれを繰り返すそうです。
それを続けることで次第に言い訳が並ぶ状況が嫌になり、「やらざる得ない状況」に繋がるそうです。


ここから導き出されるのは、自分との対話。
自分で自分に言い訳をし、それを見ることで心理的に不快感を与える事だと思いました。




★人のやる気を上げる
最後の挨拶で佐々木さんが仰っていた言葉。
「仕事で部下や後輩のやる気を出さなければいけないときに、何か報酬を与える方法は一般的だが、見通しをつけてあげる事もやる気を上げられると」確かに仕事を振られた時に、それをどうやってやればいいか解らず、やる気が起きない事を思い出した。


そんな時にまず最初は何をやったらいいかを教えてあげる。または逆に仕事を請けたときには、どうしたらいいか聞いてしまえば見通しがつくのではないかと思いました。